『薬剤師は薬を飲まない』著者曰く、「薬は体にとって毒」らしい

 

詳細は以下リンク先にて

『薬剤師は薬を飲まない』著者 「薬は体にとって毒」と断言 -NEWSポストセブン-

http://www.news-postseven.com/archives/20140213_240789.html

 

理由として挙げている文章を抜粋すると

「たとえば、火事が起きたら消防車を呼びますが、消防車は火事の家だけに放水します。しかし、薬は体の不調なところにだけピンポイントで作用するわけではありません。飲み下された薬は胃で消化され、全身を駆け巡ります。言うなれば、住宅街をくまなく回り、火事でない家にも放水して屋根や壁を痛めつけているようなものです。」

・・・

なるほどすぎる内容で上手い例え出してくるなーと納得、。

 

ただし、記事でいう薬が「肩こり」「頭痛」など生活習慣病のような症状だけを

対象として会話しているのか、薬全般を指しているのかが分かりにくい。

 

薬剤師が言っているので、

「医者に処方されて薬局で薬を調剤してもらう薬」も含めて

言っているのだと仮定して自分自身にあてはめて考えてみた。

 

なぜだか、30代になってから毎年のように風邪をひくようになった。

昔から薬に頼らないタイプの人間だったので、

風邪をひくようになってからもあまり病院に行くことは少なかった。

 

ただ、風邪をひくようになったタイミングくらいから

治りにも時間がかかるようになってきた(気がする)。

なので、ここ3年くらいからは風邪ひくとすぐ病院に行くようにしている。

するとどうだろうか・・・

処方してもらって薬局でお薬をもらって、それらを服用して一晩ごろごろしてると

次の日には熱も下がって顕著に体調が回復している。

 確実に薬の恩恵は受けていると感じている。

目に見えてどこかの部位が悪化したという副作用は感じられない。

 

子供にあてはめるとどうだろうか、

まだ新生児なので我が家の子供にお薬を与えることは今のところないが、

風邪をひいたり、体調が悪くなると病院に連れて行くだろう。

連れていくと、おそらく症状にあったお薬をいただいて

きっと家でのませて安静に寝かせると思う。

 

なぜなら、

私も妻も病気に対して「プロ」ではないからだ。

苦しそうにしているのに、そのまま家で安静にしておくというのも不安だ。

『手遅れ』という言葉が頭によぎって、後で悔やむ事になるのではないかと

他の事が手につかないくらい不安になると想像できる。

 

結論として

まずは、記事でいう「薬」とはどういうものかを定義してほしい。

とても言い回しが上手で簡単に納得してしまいがちになるからこそ、

鵜呑みにして行動を取る人がきっといると思う。

 

なんでもかんでも子供には薬をのませないという親がでてきてしまったとしても

本当に後悔することはないのか?

副作用のリスクと、薬をのまずに治るのを待つリスクと

きちんと考えて行動を促す事もあわせて伝える必要があるんじゃないのか、。

 

そういうことも考慮しないと

伝える側、受け取る側、双方にとって「この記事」が重い副作用となって

「毒」になってしまうんじゃないかと思った。