「うまれる」という映画をみてきた

 

「うまれる」という日本のドキュメンタリー映画を見た。

以下、ネタバレ

 

子供の時に母親から虐待された女性が出産する家族の話

出産予定日にお腹の中で我が子が亡くなった家族の話

生まれる前に障害を抱えて生まれてくることがわかり、それでも出産した家族の話

 

上記3行を見ただけで重そうな内容であることは伝わりそうだが、

その中でも心に残る言葉があったので一つだけメモしておきたい。

 

「子供が妊娠したタイミングがうまれたという事」

出産予定日にお腹の中で我が子が亡くなった家族のお父さんが言った言葉。

「出産=生まれる」ではなく「妊娠=生まれる」。

この家族の心情を想像する事も難しいくらい辛い出来事を

夫婦で話し合い、慰め合い、励まし合い、導きだした一つの考え方だと思う。

お腹の中から元気な姿で出てくる事はなかったけど

それでもしっかり子供として家族の一員として迎え入れるために

この考え方はとても重要だと思ったし、

この答えにたどり着いた両親もとても強くて素晴らしい人だと思う。

 

6ヶ月になる娘を持つ親として、色々考えさせられる映画ではあった。

自分の娘は眉間が多少広いがとても元気で

寝相が悪く夜中よく起こされるがよくニコニコしてくれるし

いきなりぎゃーと叫んで驚かされるがとっても可愛い

それって本当に幸せなんだと実感できた。

 

もし、二人目を妊娠したとき、

二人目という事もあるが、この映画をみたことがきっかけで

様々な状況の中で楽しんだり苦しんだりしている人がいるという事を知り

きっと、自分の中で心構えは変わるんだろうなと思った。