宝くじの収益金は社会貢献に役立ってますよアピールについて
最近、宝くじ関連のCMで収益金の使い方をアピールする広告が結構目につく。
宝くじについて 収益金の使い道と社会貢献広報 | 宝くじ公式サイト
この最近の打ち出し方について、
どういった意図でやってるのか自分なりに考察してみた。
そもそも、宝くじの購入の目的は
当選くじによる大金ゲットなわけなので、
「当選してハッピーになった人がこれだけいます!」
「当選して生活がこんなに変わりました!」
「当選してきれいな彼女もゲット!最近結婚しました!」
など、単純に夢を見せるようなものでいいはずなのだが。
上記のような人がいる一方で
大半の人がもちろん外れている訳で、
お金をゴミ箱に捨ててる感覚もなくはなく、
購入しても結局当たらないしと半ば半信半疑の人も多いと思う。
そこで、
掲題に戻るが、
「あなたの外れ金がこういう社会貢献につながっています!」
「あなたの外れ金が被災地の復興に役立っています!」
「あなたの外れ金は決してゴミ箱に捨てたのではなく、
全額ではないにしても、寄付金のような扱いになっています!」
と打ち出す事で、
「あーあ、外れちゃったな、
でも、少なからず誰かの役にたったんだったらまあいいか、。」
という感情で、[ただ損をしたという残念な気持ち]を上書きする事で
次回の宝くじの購入意欲を維持させるというリピート施策につなげているのかな
と考えた。
すべて、憶測でしかモノを言っていないので、
実際にはルールによってこういう事を言わないといけないとか、
大げさな夢を広告で語ってはいけませんとかあるのかもしれないが、
「あなたの損は誰か(弱者、社会)の得になってますよ」
と広告を見た人の中には感じる人が少なからずいて、
そういう人がくじを購入し続け、外れ続け、宝くじは継続していくもんなんだなと
自分なりに納得した。